ども、ひさはちです。
メールで、『債権者集会ってどんな感じ?』というご質問をいただいたので、債権者集会について書いてみようかと。
ちなみに私は今日現在(2024年5月)2回目の債権者集会が終わったところ。
努力の甲斐なく、全力を出し切って倒産を決断した経営者のお仲間の方々のお関心ごとの一つであろう『債権者集会』
について私の体験を織り交ぜながらお伝えしましょう。
どれだけ迷惑をかけたかわかる
私の場合、そこそこの負債額で破産したので、50人はくるかも。。。
あの会社は絶対来るな。とか思っていましたが、実際は20人いるかいないか。
とはいえ、少額の負債ではなかったので、裁判所の大広間を貸し切って行いました。
一応、申立人代理人の弁護士さんと裁判所の駐車場で待ち合わせし、一緒に入場。
司会進行役のようなかたが、淡々と
『それでは定刻になりましたので〇〇〇〇〇〇〇〇株式会社の債権者集会を始めます』
と開会を宣言しわたしと会社の債権者集会がスタート。
基本的に私には、一切発言できません。
全て代理人弁護士と破産管財人が全て喋ります。とまぁこんな感じですが、どうですか?意外と少ないんです。|
中には、恨めしそうに睨む債権者の方。
取引先の営業マン
銀行の人
三者三様です。

どんな心境だったか。
とにかく『申し訳ない気持ち』ですね。とは言えもうどうする事も出来ないので。深々と謝罪の意味を込め深々とお辞儀をし、あとは終始堂々と背筋を伸ばしていました。
申し訳ないと同時に思った事が、『私は今できるだけの責任をとっています』という、開き直りとは申しませんが、形容しがたい気持ちでした。

罵倒される事はない。
テレビドラマであるような『どう責任とるんだ!』『詐欺師が!』など声を荒げる人はいません。
破産者である私が発言する機会もなく、『申し訳ありませんでした』と言うことすらできない雰囲気です。
まぁ初回は10分くらいで終わってしまい、拍子抜けした感じ。
と言うのが感想です。
私の規模になると一回では終わらず、『続行です。次回の予定はどうですか?』裁判官から尋ねられ
私、申立人弁護士、管財人(3人)合計5人の予定を合わせてその日は終了となりました。
その2に続きます。
ひさはち
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