倒産させたは17年やっていたので、経営者仲間もそれなりに多かったのですが破産と同時に電話番号やLINEアカウント、SNSも全て変えたもので、ほとんど連絡を取らなくなっていましたが、管財人に管財業務を手伝う過程で、ある社長に電話をなくなければいけなくなったことがあり久々に電話をしました。
なんとなく昔話に花が咲き『仕事はどう?』って話になったんですが、、、、、
俺の会社倒産しそうだわ
はい?そうなの??
びっくりましたが、今流行りのゼロゼロ融資の返済が始まり資金繰りが大変との事。1時間ほどお話しを聞いて、
差し支えなければ、財務資料を3期分送ってもらう事に。
B/SとP/Lを読み込み、C/Fを作成し分析してみると、、、、なるほどこれはしんどい。
また、話してみるとネガティブ思考になっちゃっていました。
倒産鬱かな。
続けて、長期借入金、短期借入金の内容を見させてもらい、財務キャッシュフローはなんとなく把握し、問題点はCCC(キャッシュコンバージョンサイクル)が悪い事も確認。
幸いにも売り上げ高は二桁億は維持できているので、内科治療(経費の圧縮、銀行への交渉等)をすれば取り敢えず延命できそう。
その他事業内容について細かく話していましたが、なんとなく電話だと核心にせまれないので、『ちょっと週末いっていいかな?』と提案。
彼はビックリして、『車で5時間かかるよね?』と。
事業再生は時間との勝負
とにかく事業再生フェーズに入っている会社は時間との勝負なんです。
倒産させた私が言うのだから間違いはありません笑
まずは現状把握。現状把握を行い、その後PDCAサイクルを回して改善を図ります。
- Plan(計画): 問題を特定し、改善目標を設定します。このステップでは、現状分析を行い、改善のための具体的な計画を立てます。具体的なアクションプランを策定し、目標達成のためのリソースやスケジュールを明確にします。
- Do(実行): 計画した内容を実行に移します。このステップでは、実際に計画を実施し、改善策を現場で試みます。計画通りに行動し、必要なデータや情報を収集します。
- Check(評価): 実行した結果を評価し、計画と実際の成果を比較します。このステップでは、収集したデータを分析し、目標が達成されたかどうかを確認します。問題点や改善の余地がある部分を特定します。
- Act(改善): 評価の結果を基に、改善策を講じます。成功した点を標準化し、改善が必要な部分には新たな対策を講じます。このステップでの学びを次の計画に反映させ、PDCAサイクルを再び開始します。
と、教科書通りの説明ですが、私はこれが出来なくて倒産させたのですねー
特に社員の方々にも共感してもらう事もだいじ。

私にとって、『倒産』人事ではない
もちろん、お仕事として責任を持って挑みますが、スタートアップから倒産まで一連の流れを経験している私にとって他人事ではないですよね。
倒産ってやっぱり大変なんで。
あの子供を失ったような喪失感はもう、、、、
最後に、ゼロゼロ融資こわ。。。。。
ひさはち
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