会社が潰れるのは社長だけの責任か!?

倒産は誰の責任か、永遠のテーマのようにも思います。大多数の方々は『いや、社長の責任でしょ』
と口を揃えていうと思います。
まぁ私もそう思いますが、『何がどうなって、こうなったんだけど。でも、手を打たなかった事が社長の責任だよね。』
物事には理由があって結果がある訳で。

それに、『ぜーんぶ俺のせいなんだ!!』って考えてしまうと、本当に何が原因だったか、課題はなんだったのか。
どんな対策が取れたのかを反芻しないと今後の人生の精神衛生上よろしくないので、私の場合を赤裸々?にお話します。(少々人間味の溢れた言葉使いをしますR15指定)

目次

はじめに


会社の経営が失敗した時、その責任は誰にあるのか?多くの場合、社長がその全責任を負わされることが多いです。
しょうがないですよね。

『社長だから』

しかし、会社が潰れる原因は本当に社長だけの責任なのでしょうか?
今回は私の経験をもとに、この課題について考えてみたいと思います。

ケーススタディ:私の会社の崩壊

会社の経営がうまくいかない原因は多岐にわたります。市場環境の変化、競争の激化、経済状況の悪化、内部の不祥事など、さまざまな要因が複雑に絡み合っています。

私の会社はEC事業を展開していました。以下のような問題がありました。
社員数は最大で20人ほどでしたが、たった3人の問題ク●社員がいた為にに会社全体がおかしな方向に行ってしまったのです。

登場人物紹介

Aさん(自己保身の塊のような人物)

  • 古くからの知人で、創業メンバー
  • SEとしてのスキルは低かったものの、自己保身のために会社のECシステムを完全に掌握。
  • 他の技術者を受け入れることを拒否し、新しい技術者の採用に強く抵抗。
  • 社内で私のネガティブキャンペーンを発動し、リーダーシップに対する不満を他の社員に広めた。

Bさん(はい論破ー!ってタイプでわがまま性格)

  • 一見人当たりが良く、周囲に好かれる性格。
  • Aさんのネガティブキャンペーンの影響で、私に対して反抗的な態度を取るようになった。
  • ミーティングで私の経営方針に異議を唱え、混乱を引き起こす。

Cさん(俗に言うぶりっ子タイプ、八方美人で人の悪口をいうのが日常的)

  • 会計担当で財務資料を管理。
  • AさんとBさんに無断で財務資料を開示し、社内の信頼関係を破壊。

やりとり

Aさん
Aさんは古くからの、創業メンバーの一人でした。彼女はSEとしてのスキルは低かったものの、自己保身のために会社のECシステムを完全に掌握していました。社長として、会社の成長の為に新しい技術者を雇っても仕事をブラックボックス化してしまっているので、SEとして入社してきた人材も退職してしまうのです。

その事を私が咎めると、「私がいなければこのシステムは動かない誰かに教えられるものではない」と反発

さらに、社内で私のネガティブキャンペーンを開始し、私のリーダーシップに対する不満を他の社員に広めました。

Bさん
Bさんは一見すると人当たりが良く、周囲に好かれる性格でしたが、Aさんのネガティブキャンペーンの影響で、次第に私に対して反抗的な態度を取るようになりました。ミーティングで、Bさんが突然、私の経営方針に異議を唱えました。「最近の決定はどれも不透明です。私たちにも説明してください。」彼の言葉は一部の社員に支持され、ミーティングは混乱しました。私は説明を試みましたが、Aさんの影響を受けたBさんの態度は硬化していました。

Cさん
Cさんは会計担当で財務資料を管理していましたが、彼はAさんとBさんに無断で財務資料を開示し、社内の信頼関係を破壊しました。ある日、私はCさんに「なぜ財務資料を勝手に他の社員に見せたのか?」と問い詰めました。Cさんは「AさんとBさんが知りたがっていたので、彼らに共有しただけです」と答えました。私は驚きと怒りを感じましたが、事態は悪化していく一方でした。

即日解雇すべきだった。


私が社長として彼らにすべきだった事は、『即日解雇』その場でクビにするべきだったんです。中小企業は一人でも足並を乱す社員がいると全体がワークしなくなります。
『ひどい』『労働基準法が』という声が聞こえてきそうですが、社長の方針に従えない社員は含む『規定違反』な訳です。
あえて書きますが、我々経営者は命を掛けて会社をやっているわけで、『会社が気に入らないならやめれば?』です。
予告なし解雇ですから、当月と翌月の賃金を支払う義務がありますが、会社が無くなる事と天秤にかけてみて下さい。
仮に、訴訟を起こされたら受けて立てばいいだけ。

経営者と、その分身である会社を守る為には時には強硬な姿勢を見せるべきでした。
甘かったんですね。

やはり社長の責任

会社が潰れる原因は多岐にわたりますが、私の会社は一人の社員のネガティブキャンペーンが原因で人間関係が崩壊し。結果的に倒産に至ったわけです。確かに、この最終的な責任は社長にあるかもしれませんが、社長一人だけの責任であったか、というか、、うーん。

課題解決の決断はお早めにというお話でした。

ひさはち

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この記事を書いた人

40代男性 波瀾万丈な人生の前半を過ごした男。

20代で1回目の起業し17年間売上5億円以上の会社を経営してきましたが、円安により負債額3億円で経営破綻。 一旦は就職も考えましたが、自己破産申請中に再起業。現在は中小企業向けの財務コンサルティングをしつつ、新たなビジネスチャレンジをしています。これまでの波瀾万丈な経験を活かし、アントレプレナーとして頑張っています。
10年前に離婚し、別の女性と5年の内縁関係を過ごすも破局。
その後今の妻と再婚。自称2勝1敗一引分け。別居中の子供が2人
現在は自己破産しても一緒にいてくれる、優しく厳しい看護師の妻と愛犬と共に、破産者にしてはわりと充実した生活を送っています。
趣味はバス釣り、海外旅行、キャンプ。
特技は海外ドラマで覚えた英会話。

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