私はコロナ、円安、など様々な情勢の変化に耐えきれず、17年継続した事業は断腸の思いで終止符を打ちました。
本当はもっと早く決断すべきでした。『破産』ではなく、7年前だったら株式譲渡という手段も取れたし、3年前だったらソフトランディングも可能でした。
さて、事業を停止しする決断は追々記すとして、『破産、自己破産すると経営者とその親族に何が起きるか』について触れてみようと思います。

決断を先を送りにはしないこと。簡単なようで難しいこと。お金が本当になくなると倒産、破産はできない。
『リスケ、預かり金、売掛金、買掛金、自宅、経営破綻、経験、債務、資産を家族に隠す、責任、保険、今後の生活、タイミング、妻方の親族、滞納社会保険料、滞納税金』
など、業績が悪化し、改善の打ち手が見出せなくなった経営者の頭の中、すなわち『メンタル』は崩壊し始めますよね。
『何が正しいか、判断ができないのです。』
私の場合は、裸一貫で創業したので、創業時には『俺はこの会社をIPOさせるんだ』という根拠のない自信に満ち溢れていました。
20代半ばの若造は『経営』の本質を学ぼうとはせず、金融機関からの融資に依存し『社長!』という職位に酔っていました。
B/L、P/SそしてC/F。企業経営で何より大切な 『財務三表』を本当の意味で理解したのは倒産前の3年間という。。。
ファイナンスを知れば知るほど、私の会社がどのような状況なのかを分析できるようになり、
『え?無理じゃないか、コレ』
↓
『いや、でも今までなんとかなってきたじゃないか』
という謎ロジックで、自分を鼓舞し続けた結果、最終的に倒産させてしまいました。
『破産申立て、自己破産申立て』を済ませている私が想像するに、『その局面』に対峙されている経営者の方々の不安は下記の事かと推察します。
倒産と自己破産
破産すると未納の税金、社会保険料はどうなるの?
倒産時の資産はどうなるの?
破産申立てのってどうやるんだ?
破産申立ての決断時の精神状態
破産申立て後の様子
倒産したら、自分の妻、子供はどうなるのか
破産する相談は誰にすればいいのか
破産について弁護士は
破産すると『個人の資産は?』
弁護士が介入するとどういう事が起きるのか
社員にはいつ話すのか
倒産時の預かり金、売掛金
社員達の給料は
自分の健康保険は?
倒産後、自分は何をして生きていくのか。
再就職できるのか?
きっと、『倒産』が頭をよぎっているとかなりの事を調べていらっしゃると推察しますが、弁護士さんへ相談、委任契約を済ますと、メンタルは相当回復します。ですが、経験者の話を聞く事なんて中々ないでしょうから、できる限り私の実体験をこのブログを通じて、お伝えできればなと、今はそう思っています。
私の17年間は簡単にはお伝えできません。これからゆっくりと書いていきますが、『今、当社でこんなことが起きているから壁当てになってくれ』『こういう事が知りたいんだ』という方がいらっしゃいましたら、お手伝いできる事もあるかと思います。
公認会計士、M&A専門家、経営コンサルタント、法律家など、今まで培ってきた私のブレーンもご紹介できると思いますので、お気軽にメッセージください。
同じ悩みを持った元経営者としてアドバイスができるかも知れません。
ひさはち
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