みなさま初めまして。ひさはちの妻の『シロ子』です。
このブログを読んでくださっている方の中には、ご主人が経営する会社が厳しい状況にある方や、すでに倒産を経験された方もいらっしゃると思います。私もその一人でした。
この記事では、私がどのようにその状況を乗り越えたか、そしてその中で感じたことを正直にお話しします。同じ境遇の方に、少しでも前向きな気持ちをお届けできればと思っています。
倒産を経験した時の私の気持ち
夫の会社が倒産した時、正直に言うと、最初は『自分が被害者』だと思いました。
「私は何も悪くないのに、どうしてこんな惨めな思いをしなければならないのか?」と何度も心の中で叫びました。これまでの生活が一変し、周囲の目や将来の不安に押しつぶされそうでした。
でも、そんな中で気づいたことがあります。私自身もいつの間にか「何もしないで被害者でいること」を選んでいたんだと。それでは何も変わらない。夫だけでなく、私自身も新しい生き方を見つけるべきだと強く思うようになりました。
倒産後の夫の変化
倒産した直後、夫は一見ストレスから解放されたように見えました。毎月の資金繰りやプレッシャーに追われていた頃よりも、心に余裕があるように見えたのです。
ただ、その姿を見て私が思ったのは、「これで終わりにしてはいけない」ということでした。私たちの生活を再建するには、彼が再び稼げる環境を整えることが必要でした。離婚も考えましたが、それではお互いにとって経済的にも精神的にもマイナスです。そこで、私は彼と一緒にいることを選び、彼に稼いでもらうためにどうすればいいかを考えました。
妻としての役割と冷静さ
私が倒産後も冷静でいられたのは、会社経営には直接関与していなかったからだと思います。経営者としての夫の苦労や判断ミスに直接口を出すこともなければ、責任を負う立場でもありませんでした。この「距離感」が私を客観的に保つ要因だったと思います。
でも、それだけでは足りません。妻として夫を支えるために、自分ももっとしっかりしなければと感じました。家計のやりくりを見直したり、時には新しい収入源を模索したりと、家庭の再建もまた「経営」だと捉え、前向きに行動しました。
最後に
倒産は夫婦にとって試練です。でも、その試練をどう捉え、どう乗り越えるかで未来は変わります。
「終わり」ではなく「新しいスタート」として捉えること。夫婦で力を合わせて再建を目指すこと。そのプロセスは、辛いけれど同時に絆を深めるチャンスでもあると、今では感じています。
もしあなたが、私と同じように厳しい状況に直面しているのなら、どうか一人で抱え込まないでください。このブログを読んで、少しでも気持ちが軽くなったら幸いです。あなたとご家族の未来が明るいものになりますように。
シロ子
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